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ハネウエル、LEDのパフォーマンスを向上させる新材料を開発

September 17, 2009, モリスタウンシップ--ハネウエル(Honeywell)は、LEDのエネルギー効率を改善する新しい熱マネージメント材料を開発した。
 LEDは、街灯、自動車のライト、フラットパネルTVディスプレイ、コンピュータモニタなどのアプリケーションで採用が増えている。
 新製品、Honeywell LTM6300-SPは、LEDランプから出る熱を効率よく逃がす熱伝導材料。LEDの小サイズ化、高速化、パワー向上が進むにつれて、狭いスペースで発生する熱が増える。この熱によってLEDのパフォーマンスが低下する恐れがある。LEDが加熱すると、輝度が落ち、色が消え、寿命が短くなる。
 LEDは半導体デバイスなので、従来の照明よりも熱マネージメント精度は高くなければならない。ハネウエルの熱マネージメント材料は、この厳しい仕様を満たすように設計されており、半導体アプリケーションの熱を効率よく排出する役割を果たす。
 ハネウエル・エレクトロニック・マテリアルズ(Honeywell Electronic Materials)のCTO、Brian Daniels氏によると、ハネウエルは熱効率技術に取り組んでおり、新開発の材料はLEDのエネルギー効率を向上させるものとなっている。「LTM6300は、成長著しいLEDセグメント向けに開発されたHEM相変化物質シリーズの第一弾である」とDaniels氏は話している。
 LTM6300-SPはフラットパネルディスプレイ用LEDバックライト向けに設計されたが、自動車業界からコンピュータ業界に至る幅広い業界で使用されるLEDにパッケージング技術も導入することができる。LTM6300-SPは、高温での劣化が早いシリコンベースの製品と比べて、優れた熱伝導特性を持つ相変化物質。この相変化物質は、ハネウエルの熱マネージメントパッケージング専門技術をベースにしている。LTM6300-SPは、主にスクリーンに印刷できるペーストとして使用するように設計されている。
(詳細は、www.honeywell.com)

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