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リセッションでもインターネットトラフィックに減速の兆し見られず

September 15, 2009, サンディエゴ--テレジオグラフィ(TeleGeography)によると、リセッションによって世界中の産業は落ち込んだが、国際インターネットトラフィックの成長に減速の兆しはない。
 テレジオグラフィの調べでは、2009年のインタナショナルトラフィックの成長は加速されて79%、2008年は61%の成長だった。著しい成長を見せているのは新興市場、東欧、南アジア、中東など。これらの地域それぞれのトラフィックは、2009年は前年比で優に100%を超える伸びを見せている。しかし、成熟市場でもトラフィックは急速に増加しており、米国とカナダへに接続する国際リンクのピークトラフィック総量は、2009年に59%増となった。
 リセッションによってキャリアがインフラ投資を抑制したことでネットワークの混雑が拡大するのではないかとの恐れが大きくなってきているが、現状では、そうした恐れの根拠は明らかになっていない。「オペレータの中にはネットワークのアップグレード投資を先送りしたところもあるが、新規の容量増に対する投資は継続しており、利用率のピークはこれまで通りの範囲に収まっている」とテレジオグラフィの調査ディレクタ、Alan Mauldin氏はコメントしている。例えば、アジアのネットワークでは、ピークの総利用量は、2008年から2009年の間に、56%から62%に増加した。しかし、2009年の水準は2006年の水準よりも低い、ただしトラフィック量は2006年の4倍に増えている。
 トラフィックの伸びを考慮してインターネットバックボーンのアップグレードする必要があることは、以前から変わらず、2007年以来、国際インターネット容量の伸び率は、年に60%を超えている。2009年、国際インターネット帯域は64%増。2009年、ネットワークオペレータは新たに9.4Tbpsの容量を増やした、わずか2年前の容量8.7Tbpsを上回った。

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