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ソウルセミコンダクタ、世界最高発光効率白色LED
September 1, 2009, Seoul--ソウルセミコンダクタ(Seoul Semiconductor Inc)は、世界最高の発光効率75lm/Wを実現した製品Acriche A4を発表した。
世界の照明の2/3は、暖白色光(2700K〜3000K)で構成されている。新製品は、今期にも量産出荷可能で、多くのアプリケーションで暖色白熱電球やCFL照明に取って代わることになる。
現在、白色LEDの主要な市場は2つ。1つは演色性(CRI)が85以上で自然光に近い製品、もう1つは通常のCRI 70〜80の製品。演色性が高い製品は演色性が低い製品に比べて輝度が大きく落ちることがあるが、自然光に近いことから高CRI光源は高品質のアプリケーション向けでは優れた光源とされている。通常のCRIのLEDは、色よりも輝度に重点を置いており、自然光と異なっている点がマイナス点になっている。
DC電源のLEDよりも発光効率が高い、初のAC電源のLEDは重要性が高い。ソウルセミコンダクタは、「Acriche A4の量産により、ハイパフォーマンスでありながらコストを下げた光源を高品質市場にも、通常用途にも供給することができる」としている。
Acriche A4は、100V〜300VのAC電源で、変換器を使うことなく利用できる。必要なものは、簡単で安価なダイオードブリッジのみ。他のAcriche製品(A2、A3シリーズ)と異なり、A4はパッケージあたり50Vrmsを使用し、複数のデバイスを接続することで110V~220Vが達成可能。LEDアレイを電球あるいはライトストラクチャとして用いてもA4はデザインの柔軟性が高い。