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PONが押し上げるアクセス市場
August 31, 2009, レッドウッドシティ--DellOro Groupは、DSL、ケーブル、PON装置の売上げが今年初めて前期比増となったと発表した。これは、2009年第2四半期に中国、日本市場で力強いEPON出荷が牽引したものだ。
アクセス装置の総売上は前期比2%増だが、前年同期比では19%減となった。アクセス市場でPONは引き続き好調であり、前期比でも前年同期比でも2桁成長を記録。一方、DSLとケーブルは、前年比でそれぞれ大きく落ち込んだ。
DellOro Groupの社長、Tam DellOro氏は「アクセス装置需要に影響を与える2つの重要な要素はブロードバンド新規加入者の増加とネットワークのアップグレードだ」として、「2006年のピーク時以来、ブロードバンド新規加入者獲得は低空飛行を続け、それが装置需要にマイナスの影響を与えてきた、特にADSLのような速度の遅い技術への影響は大きい。対極には、競争とインターネットトラフィック増、政府の刺激策に駆り立てられたアップグレードプロジェクト、それに加えてTV overブロードバンドなどの新しい収益力のあるサービスを始めたいというオペレータの要求がある。こうしたアップグレードプロジェクトが、PON、VDSL、ケーブルのDOCSIS 3.0などの高速装置の需要を益々押し上げている」と分析している。