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テクノバス、10G-EPON/DMLソリューションをデモ
August 17, 2009, Petaluma--テクノバス(Teknovus)は、コロラド州キーストーンで開催されたCableLabsサマーカンファランスで、ケーブルオペレータやケーブル装置ベンダを招き、集積10G-EPON/DML(DOCSISMediation Layer)ソリューションのデモンストレーションを行った。
テクノバスは、ケーブルTV装置ベンダにEPON/DML統合ソリューションを提供する唯一のチップベンダ。MSOは、EPONファイバベースネットワークを敷設しDOCSISインフラを強化しようとしている。住宅、企業、バックホールをサポートする最先端のブロードバンドサービスとして実績のあるFTTxアーキテクチャを利用する考えだ。
世界中のMSOがFTTxに投資を始めており、ファイバネットワークをラストマイルまで拡張しようとしている。テクノバスのEPONチップと組込ソフトウエアは、北米やアジアのケーブルオペレータのネットワークをサポートし、何百もの加入者に対する音声、データ、ビデオ同時サービス向けに、QoSを保証したトラフィックマネージメント機能を提供している。加えて、テクノバスのチップアーキテクチャは、3G、4G携帯電話バックホールクロックとTDMトランスポートに対するサポートを含んでおり、有線と無線サービス全体を統合したユニファイドネットワークを実現する。
テクノバスの10G-EPONプラットフォームは、北米、アジア、ヨーロッパの大手サービスプロバイダや装置ベンダによって採用が進んでいる。同プラットフォームは、1.25Gbps、2.5Gbps、10Gbpsの同時ダウンストリーム用に、3波長WDMをサポートしている。また、このシステムはデュアルレートバーストモードもサポートしており、1.25Gbpsと10Gbps両方の同時アップストリーム動作も可能になっている。
テクノバスは、USの大手MSOやケーブル装置ベンダと協働で、DMLミドルウエアを設計。DMLミドルウエアにより、MSOのシステムインテグレーションモデルと全てのバックオフィスシステムの保護が可能になる。新しいFTTxベースのサービスは、DOCSISとPacketCableアーキテクチャを利用してプロビジョニングとマネージメントができるので、加入者のプロビジョニングとマネージメントシステム、高価な保存の書き換えがなくなる。
10G-EPON標準はIEEEでの承認が近づいている。
テクノバスのシステムソフトウエアディレクタ、Howard Abramson氏によると、同社のEPON/DMLソリューションは「キャリアグレードビジネス、ワイヤレスバックホール、世帯向けトリプルプレイサービスを提供する、実績豊富なEPONアーキテクチャを取り込んでいる」。「CableLabsの仕様と業界標準を利用することで、このDOCSIS Mediation Layer(DML)はMSOsに、馴染みのあるインタフェースを提供し、ファイバベースのアクセスへのシームレスな移行を加速するものだ。マルチLLID(Logical Link Identifier)、先進的トラフィックマネージメント、マルチキャスト、IPv4&IPv6、プロテクションスイッチング、診断、それにMEF機能が、当社のOLTおよびONUチップに実装されており、業界がDOCSIS 3.0に期待するサービス、セキュリティ、管理性を提供し、1G/2.5Gおよび10G-EPON/DMLで利用できる」と同氏はコメントしている。