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2014年には中国がアジア最大の通信サービス市場となる

August 11, 2009, Cambridge--地方へのモバイル普及と3Gサービスに刺激されて中国の通信市場は2014年には1870億ドル規模になり、日本を追い抜いてアジア最大の通信サービス市場になる、とピラミッド・リサーチ(PyramidResearch)のレポートは予測している。
 同社独自の中国データによると、中国通信市場では通信、メディア、技術セクタが統合されている。同データは、中国における固定網とモバイルセクタとの競争、技術やサービスの市場シェア、WiMAX、IPTV、VoIPなどの新技術の導入と普及の詳細分析を提供している。
 中国の通信市場は、2008年は1100億ドルで、日本に次いでアジアで2番目の通信サービス市場だった。同レポートを担当したピラミッド・リサーチのアナリスト、Daniel Yu氏は、「モバイルや固定のブロードバンドサービスに対する接続要求、普及が継続的に進んでいるので、中国市場は2009-2014年の間にCAGR8.8%で成長して、2014年には1870万ドル規模に達し、日本を追い抜いてアジア最大の通信サービス市場となる」と見ている。
 「多くの新興国同様に、中国のモバイル市場は継続的に拡大して2008年の段階で加入者は7120万件、全世界の約12%になった。インドの1億1330万件に次ぐ数だ」と同氏は語っている。モバイルサービス売上の伸びは、普及率が2009年末の58%から2014年の80%に上昇することで支えられている。ピラミッド・リサーチは、モバイルサービスは2014年までに全サービス売上の76%を超えると予測している。
 世界経済の成長率は落ち込んでいるが、ピラミッド・リサーチはモバイル業界の2009年は健全な成長になると予測している。「これはモバイルオペレータが3Gネットワークを展開し、カバー範囲を地方へも拡大するからだ。例えば中国のモバイルは2Gネットワークの拡張に全CAPEXの30%割いたが、その7割が地方市場にあてられる」と同氏はコメントしている。

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