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マレーシア初のアクセスネットワーク建設、10月にスタート
August 11, 2009, Kuantan--マレーシア初のオープンアクセスファイバネットワークJalenasの建設が、Pahang, Kuantanのネットワークオペレーションセンタに続いて、10月初めにスタートする。
この5年プロジェクトの技術パートナーはエリクソン。エンド・ツー・エンドソリューション、ネットワークのプロジェクト施工、プラントワーク、フィールドとネットワークの運用、小売業へのSLA(Service Level Agreement)などの実施および管理を行う。
オープンアクセスモデルに基づいたJalenasはファイバインフラを所有してコントロールしているだけで、ブロードバンドサービスプロバイダ、アプリケーションおよびコンテンツプロバイダにアクセス網を貸与し、これらのプロバイダがエンドユーザにサービスを行う。このネットワークの所有者はPahangで、国が支援する高速ブロードバンド技術Sdn Bhd(HSBT)。
ファイバは、加入者プレミスの宅内デジタルゲートウエイで終端され、100Mbpsまでの専用容量を持つ。Jalenasの役員、Heikal M. Ali氏によると、使用技術は銅線を使わないFTTH。都市ネットワークの第一期では、政府の建物、政府機関、40の学校と3万世帯にファイバを通す。同プロジェクトは、地域当局によるファイバルート計画承認後12ヶ月で完了する予定。2009年末には、Kuantan NOCエリアで2000の接続が完了する。Jalenasは、現在提案されている全国規模で130万プレミスの2倍のファイバ敷設を考えており、これが完了するまでに5~7年を要するとしている。
Ali氏は、「250万のプレミス(住宅と商用ビル)をカバーするためには、250万接続のコストが100億RM(リンギットマレーシア)(1RM=27.74円)となる」と語っている。同氏によると、Jalenasはサービスプロバイダからのフィードバックを受けてファイバ敷設を行っている。同社は、最短のROIを必要としているため、クアラルンプルやJohor Bahruの建物から始める。