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SWeNT、カーボンナノチューブコーティングの商用化加速

August 10, 2009, Norman/Canton--キャズム・テクノロジーズ(Chasm Technologies, Inc)と提携しているサウスウエスト・ナノテクノロジーズ(SWeNT)は、ボストンのキャズム工場にカーボンナノチューブコーティングアプリケーション開発センタを設立した。
 SWeNT(SouthWest NanoTechnologies Inc)は、シングルウォール(単層)、スペシャリティマルチウォール(多層)カーボンナノチューブのメーカー、キャズム・テクノロジーズは、ナノマテリアルと薄膜コーティング&パタニングを専門とするコンサルティング会社。
 SWeNTは、昨年末にオクラホマ、ノーマンの新しい製造工場の生産能力を拡大し、シングルウォールカーボンナノチューブ製造能力を1/10の単価で100層に増やした。同社のスケーラブルで、低コストのCoMoCATプロセスにより、安定した高品質でカスタマイズ製品を柔軟に供給できる。カーボンナノチューブ材料需要を喚起するために、SWeNTはアプリケーション開発、特にコーティングと合成製品の開発に注力している。
 キャズムとSWeNTは、同センタを利用してカーボンナノチューブコーティングやプリンティングアプリケーションに対する顧客の特別な要求に柔軟に応えられることをデモンストレーションする。両社は、ロッドコーティング、スロットダイコーティング、スプレイコーティング、インクジェットプランティング、フレクソグラフィックプリンティング、スクリーンプリンティング、インプリンティングリソグラフィなど様々な薄膜コーティングやパタニング技術を利用して顧客の要求に応えていく。コーティング試作はベンチスケール(シート)もしくはパイロットスケール(12インチ幅)まで可能で、広範なレンジの基板に対応する。
 Roll to roll装置は、ドライング、キュアリング、リンスィング、ラミネーティングなどの動作に向けて様々なWebパスを容易に設定可能。特注のコーティング形成もその場で用意可能。センタには、コーティングされた製品構造を評価するための多彩なテスト装置がある。
 シングルウォール(単層)と小径のマルチウォール(多層)カーボンナノチューブは、コーティング形成に組み込まれると独自の性質を示し、ローコストのディスプレイ、耐久性の優れたタッチスクリーン、微小センサデバイス、エネルギー効率のよいLED照明、コスト効果の高いPVモジュールなど、多くのアプリケーションで極めて有望視されている。

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