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三菱電機、機能を絞った炭酸ガス二次元レーザ加工機を発売

August 5, 2009, 東京--三菱電機は、レーザ加工機「MEL LASER」に、機能を絞り込んで価格を抑えた炭酸ガス二次元レーザ加工機「HSシリーズ」を新たに加え、「ML2512HS」を8月5日から発売する
三菱電機は、最近の市場状況について、「製品の多様化と製品サイクルの短縮化により、生産現場では従来のプレス加工やタレットパンチプレス加工に代わる加工方法として、多品種生産でも段取り替えが容易で短時間に加工準備が行えるレーザ加工が増えつつあるが、これらに用いる二次元レーザ加工機の価格は、テーブルストロークが1m程度の小型機でも5,000万円を超え、大型の高機能機では1億円以上になる」との認識を示し、「機能を絞り込んでも低価格なレーザ加工機の発売が望まれていた」と分析している。
 三菱電機は、最新の数値制御装置を搭載しながらも、加工頻度の高い板厚領域に特化して機能を絞り込むことで価格を抑え、最大のコストパフォーマンスを実現した二次元レーザ加工機を発売した。
新製品の特長は以下の3点。
1.ハイグレードNCの搭載により、操作が簡単: 数値制御装置には、三菱レーザ加工機の最新機種にも標準装備しているハイグレードNC「M700シリーズ」を搭載。加工形状高速描画機能や加工ヘルプ画面・作業ヘルプ画面などにより、初心者でも簡単に操作でき、段取り替えもスムーズに行える。
2.セルフチェック機能により、トラブルを未然に防止: NCのセルフチェック機能により、主要部品を定期的にチェックし、診断結果を画面上に通知するとともに、部品交換時期などを表示して、トラブルを未然に防止する。
3.最もよく使われる板厚領域に特化: 軟鋼材は12mmまで、ステンレス材は4mmまで、プレス加工の板厚領域からレーザ加工が最もよく使われる板厚領域に特化して機能を絞り込むことで低価格を実現した。

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