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ファイアコムズ、OptoLockで米国パテント取得
August 3, 2009, Cork--ファイアコムズ(Firecomms Ltd)は、米国特許商標局がファイアコムズのOptoLockプラスチック光ファイバ(POF)トランシーバの特許を承認したと発表した。
OptoLockは、POF用のプラグレスインタフェースで、コンシューマアプリケーションの光リンクを簡素化する技術。OptoLockは、IPTVゲートウエイ、STB、住宅用ゲートウエイなど厳しいQoSが求められる100Mbps Ethernetアプリケーションに適しており、この技術を用いることで通信およびインフォテイメントネットワークで機器の接続が迅速化、簡素化される。OptoLockの設計では、ファイバは現場で必要な長さに正確に切断され終端されることになっており、経験のない消費者でもベアファイバの終端が容易にできる。
「この特許成立は、当社のデザインチームの画期的な開発を立証するだけでなく、この独創的な製品の成長を促進するものともなる」と同社CEO、Declan O’Mahoney氏はコメントしている。「ファイアコムズはこれまでに主要パートナーにOptoLockをライセンスしてきたので、このパテントは各社のOptoLockベースの製品に対する投資保護にも貢献することになる。」
ファイアコムズは、銅線ケーブリングの低コスト代替となるPOFの普及を促進するデバイスの開発で先行している。同社によると、POFの扱いやすさ、大きなコアのトレランス、低価格で、POFは幅広いアプリケーションで大きな成長が期待できる。POFは、コンシューマ、産業および自動車用途で、銅線やガラスファイバよりも使いやすく、ローコストにできているので、車など数百万の小規模ネットワークで採用が広がっている。今後、ホームネットワークやP2Pインタコネクトでも急速に採用が増える、とファイアコムズは主張している。
Information Gatekeepersの調査によると、POF市場は、2009年末で10億ドル超と予測されている。