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経済崩壊と成熟市場に直面してマーケティングを強化するベンダ

July 23, 2009, マウンテンビュー--Frost & Sullivanは、「北米住宅向けブロードバンドサービス市場調査」で、2008年の市場規模は367億ドル、加入者数は推定789万件と発表した。
 経済崩壊、ケーブルとテレコの競争激化により、2008年の北米住宅向けブロードバンドサービス市場は不確定な1年となった。暗い経済見通しのため、住宅供給はさらに落ち込み、空き室率も増加している。アクセス回線の落ち込みも急速であるが、売上は高速インターネット加入者やビデオによって相殺されている。経済状況全般、市場の成熟の影響で、住宅向けブロードバンド市場の成長率は下降トレンドにある。
 「市場飽和によってケーブル、テレコ、サテライトオペレータは、顧客価値に焦点を合わせており、既存の顧客を維持し、新たな顧客確保に重点を置いている」とFrost & Sullivanのアナリスト、Gina Villanueva氏は指摘する。「プロバイダは、サービスバンドルによって顧客にとって魅力的な価格を設定し、プロバイダのサービス継続率を高めることで、顧客を引き留めておくことに注力している。」
 バンドルパッケージによってプロバイダは、アクセス回線加入者を確保できるようになる。バンドル以外にも、プロバイダは2年価格の普及、中には生涯価格保証を設定しているところもある。顧客サービスを刷新し、従業員を訓練して効率よく問題解決にあたらせようとしている。ケーブルとテレコのオペレータは、顧客との契約料金を下げ、加入者を苛立たせることなく最適サービスを提供しようとしている。
 ベンダも価値を高めた新製品を多く投入して顧客ベースの維持に努めている。さらに、オペレータは100Mbpsまでの速度が出るようにネットワークの最適化を行い、ブロードバンドインターネットのオプションを増やしている。ケーブルもテレコも2009年中は純増がスローであると見ているが、加入者は増速、よりロバストな特性、値下げの恩恵を受ける。これにより市場拡大に油を注ぎ、市場関係者にとっては安定した収益源の保証が得られることになる。
 ケーブルは、ブロードバンド市場ではまだ技術で先行しているが、過去2年で市場規模を拡大してきた電話会社のFTTxなどの先進技術によって市場シェアは下降してきている。

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