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世界のナノフォトニック市場は2014年に36億ドル規模
July 23, 2009, Wilmington--調査会社MarketsandMarketsが発表した「ナノフォトニス-先端技術と世界市場(2009-2014)」によると、ナノフォトニクス世界市場は2014年までには36億ドルに達すると見込まれている。
この市場規模の74%を占めるのがアジア市場。世界市場は2009年から2014年まで年平均(CAGR)100.7%で成長する。
ナノフォトニクスは、フォトニクス、ナノテクノロジー、オプトエレクトロニクスの3分野を統合して誕生した。フォトニクスとオプトエレクトロニクスは、エレクトロニクスと半導体市場に革命を起こしたが、ナノテクノロジーの発展可能性は最大であり、大企業や研究機関にとって最も人気の高い技術がナノテクノロジーだ。ナノフォトニクスは、まだ揺籃期とは言え、エネルギー効率のよさ、熱伝導抵抗、寿命から、メインストリーム市場になると見られている。
ナノフォトニックコンポーネント市場は過去数年、堅実に成長してきており、今後数年にわたりかなり高いCAGRを維持すると期待できる。2009年〜2014年はCAGR100.7%で成長して市場規模は36億ドルに達する。
世界のナノフォトニクス市場の最大シェアを占めるのはアジア。しかし、米国、ヨーロッパは2009年から2014年にかけて、それぞれ161.1%、160.0%と高い成長率が見込まれている。米国とヨーロッパは、ナノフォトニックデバイスの大きな消費市場であるという点で一層重要視されている。益々増えるナノフォトニクスのアプリケーション分野で積極的にR&D投資が行われており、これが市場成長の原動力となっている。
LED市場は最大のセグメントであり、CAGR 91.3%で成長して2014年には27億ドル規模に達すると見込まれている。光アンプとホログラフィックメモリデバイス市場は、2009年から2014年にかけて、それぞれ239%、234.6%の勢いで成長する。ナノフォトニクス製品の成長率が高いのは、主にアジアの諸国からの需要が強いことによる。
アジア市場は、最大市場セグメントであり、2014年には27億ドル規模に達すると予測されている。次に市場規模が大きいのはヨーロッパで、CAGR160.0%で成長する。しかし、米国市場は、2009年〜2014年の間にCAGR 161.1%と最大の成長率で伸びて行く。