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OTN市場を狙うPMC-Sierra
July 22, 2009, サンタクララ--PMCシエラ(PMC-Sierra, Inc)は、メトロインフラで広帯域データ、ビデオ、音声サービスのオプティカル・トランスポート・ネットワーク(ITU-TG.709 OTN)による伝送を可能にするPM5420 HyPHY20GとPM5426 HyPHY10Gデバイスを発表した。
OTNは、SONET/SDHに取って代わり、最適化された伝送をIPサービスで実現する技術として業界の選択肢になっているが、世界的な普及は遅れている。普及が進んでいない理由は、ネットワークエッジでキャリアEthernet、ビデオ、SAN、OTN、SONET/SDHプロトコルを同時サポートする低消費電力でローコストのサービスゲートウエイが実現できていないためであると考えられている。PMC-SierraのHyPHY製品は、マルチカードアグリゲーションを提供するラインカードを75%縮小し、消費電力を50%抑制することで、IPに最適化されたOTNネットワークへの移行を加速する。OEMsは、キャリアの技術的な要求に応え、OPEX、CAPEXを抑制できるROADMやOTP(Optical Transport Platform)、Micro OTP(μ-OTP)装置を提供できるようになった。
「FLASHWAVE9500でコネクションオリエンテッドEthernet、ROADM、SONET/SDHトランスポートを融合したことで、富士通は新しいカテゴリの光トランスポート装置を実現した。PMC-Sierraは、それを実現するために中核となる革新技術を提供した」とFNCの製品・戦略企画担当VP、Rod Naphan氏はコメントしている。「HyPHY20Gは、最先端のマッピングおよび多重機能を提供するものであり、これによって単一のプラットフォームでOTNを利用した効率のよいEthernet、SONET/SDH、SAN、ビデオサービスバックホール対応のパケットアグリゲーションやスケーラブルなトランスポートが実現可能となる」。