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Cymer、ASMLにEUVリソグラフィ光源を出荷
July 15, 2009, Veldhoven/SanDiego--ASMLとCymerは、レーザ生成プラズマ(LPP)極紫外(EUV)リソグラフィ光源をASMLに出荷する。
CymerのEUV光源は、両社の複数台購入契約の最初の製品で、次世代EUVリソグラフィスキャナの導入テストをサポートすることになっているASMLヴェルトホーヴェン本社で設置が行われている。
この出荷と合わせてCymerは、EUVリソグラフィ露光パワー(フルダイ露光)75Wを達成したと発表した。同社によると、今期内に100Wまで伸ばす予定であり、これにより1時間あたり60枚のシリコンウエハ(300mm/12インチ)のスループットが可能となる。これはASMLのEUV技術による量産で求められているスループット。ASMLからの製造機レベルのEUVスキャナの出荷は1年後に予定されている。光源のコンセプトは、ASMLのスキャナに完全統合されると、1時間あたり100ウエハ以上の露光パフォーマンスにスケールするものとなっている。
EUVは、現行のリソグラフィシステムと比べると15倍短い波長を用いた新しいリソグラフィ法で、半導体は10nm、さらにそれを超える分解能達成が可能になる。EUVは、少なくとも今後10年間はムーアの法則をサポートするとされている。
LPP EUVリソグラフィ光源は、13.5nmの波長を使用しており、現在の深紫外(DUV)リソグラフィ エキシマレーザ光源からの大きな技術的パラダイムシフト。LPP EUV光源内では、真空チャンバ内の溶けたすずの微小滴をハイパワー赤外パルスレーザで気化し、高温のすずのプラズマ点光源を創っており、これが13.5nm波長の光を出す。大型EUVミラがこの光を集光してスキャナの方向に集め、リソグラフィに使用される。
(詳細は、www.cymer.com)