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アジアの光ネットワークハードウエア市場でZTEとNECのシェア増
July 10, 2009, ボストン--Infonetics Researchは、「アジアパシフィックの光ネットワークハードウエア」調査を発表した。
Infonetics Researchの担当アナリスト、Andrew Schmitt氏によると、2008年のアジアパシフィック地域では、光ネットワークハードウエア市場の成長ペースは急だった。前年比でインドは35%、日本は25%、中国は12%、それぞれ増加した。比較のためにみると、光ネットワークハードウエアベンダの売上げはEMEAで7%増、北米では4%減となっている。フアウエイ(Huawei)はアジア太平洋地域ではトップベンダの地位を維持し、同社は光ハードウエア総売上の1/5を超える金額をこの地域で上げている。ZTEとNECは、シェアを伸ばし、ZTEは初めてAlcatel-Lucentを超え、NECは3ポイント増やした。
中国はアジア太平洋地域で最大の光投資を行った国であり、日本がそれに続いている。韓国とインドの3位、4位は僅差。これ以外で、アジア太平洋で光投資が大きい国は、オーストラリア、シンガポール、インドネシア、マレーシア、台湾。
アジアパシフィックは、2009年世界通信CAPEXの36%を占める。しかし、アジアパシフィックで光装置の投資が占める割合は小さく(31%)、モバイルと他のカテゴリーへの投資が大きな部分を占めている。
2008年、アジアパシフィックの国々が購入した光ハードウエアの73%がメトロ装置、27%はロングホール装置だった。
インドは中国と同程度の人口だが、現状の光ネットワーク装置への投資は、わずか1/3に過ぎない。インドの光ネットワーク装置への投資は2013年にかけてアジア太平洋地域では最速の成長が予測されている。
アジア太平洋地域での光ネットワークハードウエア成長を牽引する主因は、次の3点。
・ブロードバンドの普及が比較的進んでいなくて、今後急成長すると考えられる各国でブロードバンドサービズが継続的に拡大すること。
・インドや中国だけでなく多くのアジアの国々でワイヤレスネットワークが拡大し、これによって光バックホールの必要性が促進されること。
・日本のような先進国だけでなく、中国、インド、マレーシア、ベトナム、フィリピンでもエンタプライズデータサービスが急カーブで成長すること。