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プリンテッド太陽パネルに向かうプリンテッド・エレクトロニクス
July 9, 2009, グレンアレン--ナノマーケッツ(NanoMarkets)によると、プリンテッド・エレクトロニクス(PE)は他の分野では衰退しているが、プリンテッド太陽電池(PV)は実際のビジネスとしてもPEの数少ない希望の1つとしても引き続き地歩を固めつつある。
プリンテッドPVに関するナノマーケッツの最新予測では、市場は2014年には19億ドルに成長する。その2/3はコアセル構造そのものの印刷が占める。
PV電池メーカーが印刷を製造の一部として利用する理由は多い。印刷は、従来のPV製造法に比べるとCAPEX、OPEXの改善になる。従来の製造機械に比べると、印刷装置も比較的安価であり、材料利用効率も高い。また、これはパタニングとデポジションの両方を統合するアプローチであり、従来の製造法に比べてさらにコスト効率がよい。
新しいインクメーカーには大きなビジネスチャンスが生まれるとナノマーケッツは見ている。例えば、CIGSインクを使う太陽電池は2014年には約3億4000万ドル規模に成長する。また、プリンテッド有機PV電池は同時期に3億ドル超になるとナノマーケッツは予測している。
現在、プリンティングPVに対する注目度は極めて高く、印刷装置メーカーにとってプリンテッドPV市場はビジネスチャンスを形成している。それに対して、他の市場分野向けは、経済環境悪化のために縮小しつつある。