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OKI データ、LED 用生産拠点を取得
July 7, 2009, 東京--沖データ(OKI データ)とルネサステクノロジ(ルネサス)は、沖デジタルイメージング(ODI)が、ルネサス東日本セミコンダクタ(ルネサス東セミ)群馬開発デバイス本部の旧半導体前工程ラインの土地・建物・用役設備を取得することで基本合意した。
OKI データは、08 年度策定の中期事業計画の中で2011 年度に現在の2 倍のLED プリンタ販売を計画しており、LED 生産規模拡大を必要としていた。ODI は、LED プリンタ印字ヘッドの開発・生産子会社で、現在は八王子事業所で開発とLED 前工程の生産をおこなっているが、ルネサスより取得する新拠点に移転し2010 年4 月より稼動を開始する予定。
新拠点のクリーンルームは、従来の約2 倍の面積をもちクリーン度も高いため、生産ラインの効率化推進により生産容量の4 倍化を見込んでおり、今後の事業拡大へむけた生産規模の拡大が可能となる。また、プリンタ開発拠点であるOKI データ高崎事業所とも近くLED プリンタの開発期間短縮効果も見込まれることから、今回の取得を決断した。
ルネサスは、生産構造の最適化を進めており、その一環として、生産能力に制約があったルネサス東セミの群馬開発デバイス本部旧半導体前工程ラインを2007 年10 月に閉鎖。同工場の半導体製造装置の搬出も完了し、クリーンルーム建屋として再活用できるか譲渡先を検討していた。OKI データとルネサスは、2009 年10 月末日までに正式契約を締結し、2009 年11 月末日までに、譲渡を完了する予定。