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TFT LCDバックライト用LEDは2012年に340億ドル
June 24, 2009, オースチン--LEDは､ノートブックPCディスプレイへの採用が急速に進み､LCD TVパネルでも将来性が高いことから､TFT LCD市場でホットトピックになっている｡
ディスプレイサーチ(DisplaySearch)の調査レポート｢ディスプレイLEDs:ライティングアップ･ディスプレイワールド｣によると､TFT LCDバックライトに使用されるLEDは2012年に340億ドルに達する｡サイズは､1インチから70インチ超｡市場規模は､2008年から300%以上に成長する｡
2008年､LEDの出荷数量は708億個｡ディスプレイアプリケーションに使用されるLEDは2つのカテゴリーに分けられる｡アクティブ戸外バックライトは2008年の出荷数量の15%､110億個｡LCDバックライトは､同11%､80億個｡LCDバックライトアプリケーションには､LEDを採用しているものは5タイプ｡小/中､ノートブックPC､デスクトップモニタ､産業用アプリケーション､最も目立つのがTV｡
LED戸外ディスプレイとバックライトは急成長しており､ディスプレイサーチによると､ディスプレイLEDは､アクティブ戸外ディスプレイ用の240億個とLCDバックライト用340億個を含めて､2012年にはLED市場の1670億個の34.7%を占める｡低電流LEDは､コスト､熱マネージメント､発光効率要求の点から､今後大型LCDバックライトの主流になる｡駆動電流が350mA以上(1W超)の高出力LEDは､熱が問題になるので､LCDバックライトには適していない｡高出力LEDは主に､高輝度が求められる一般照明アプリケーションに用いられるようになる｡
大型(10インチ+)TFT LCDs用LEDバックライトの出荷は､2012年には3億6800万個､2008年の出荷数量の実に25倍になる｡LCDバックライトとしては､サイドビューLEDsはスリムなデザインを可能とすることから､小/中LCDバックライトで主流になっている｡大型(10インチ+)LCDバックライトは､一般的にトップビューのLEDを使用｡ノートブックPCバックライトへのLED普及拡大､TVへの採用増に伴い､トップビューLED出荷数量は､2010年にはサイドビューLEDの出荷数量を上回る｡
2009年には､ノートブックPCにおけるLEDバックライトの普及率は52%に達し､2010年には81%に急増する､とディスプレイサーチは予測している｡LCD TVでは､普及率は2009年で3%､360万ユニット､2010年には10%､1500万ユニットになる｡サムスン､フィリップス､シャープ､ソニー､東芝､Vizio､LGなどの大手LCD TVブランドは､2009年下期からLEDバックライトの使用を増やす計画だ｡
(詳細は､www.displaysearch.com)
