All about Photonics

Home > News > News Details

News Details ニュース詳細

GigOptix、120Gb/sパラレルリンクを1W以下で実現

June 23, 2009, パルアルト--ギグオプティクス(GigOptix Inc)は、81mW/ch以下、8mW/Gbpsでエラーフリー動作する10Gbps MMF 100mリンクを実証した。
 このリンクには、市販の850nmO/EコンポーネントとGigOptixのHXT/R4シリーズマルチチャネルVCSELドライバ、シングルパワーサプライレシーバアレイが用いられている。これはパラレルオプティクスソリューションへの大きな前進となる。と言うのは1W以下でSNAP12、CXPなど12chのリンク、100GBASE-SR10が実現できるからだ。
 市販の12chパラレルオプティクスモジュールは、6.25Gbps/chで動作し、53mW/Gbpsもしくは300mW/chで75Gbpsの伝送容量を実現している。GigOptixの10Gbpsソリューションでは120Gbpsとなり、シングルパワーサプライで前世代に対して6倍の改善となる。
 Ovumの通信コンポーネント担当VP、プラクティスリーダー、Daryl Inniss氏は、「継続的にビットあたりのエネルギー消費を削減することでエンタプライズセグメントでの採用が加速される。GigOptixは、この成果で意味のある基準を打ち立てた」とコメントしている。
 GigOptix-HelixのVP、ジェネラルマネージャ、Joerg Wieland氏は、「顧客との協働により、この成果をベースにして一層のシステム最適化が可能」であるとしている。「システムインテグレータは、ハイエンドサーバやルータ向けに、前例のないエネルギー効率で、高密度のボード間インタコネクトを実現できる。この新しい世代によって帯域が増え、システムのエネルギー消費が大幅に削減でき、データセンタマネージャは熱管理によってエネルギーコストを抑制できる」と同氏は説明している。
 HXT/R4ファミリは、アクティブ光ケーブル(AOC)、SNAP12、QSFP光モジュール用に設計されている。HPC、スイッチやルータのバックプレーン、新しい40GE/100GE標準など新規市場への貢献も期待されている。

製品一覧へ

TOPへ戻る

Copyright© 2011-2013 e.x.press Co., Ltd. All rights reserved.