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u2t､高速GaAs光変調器事業を買収
June 16, 2009, ベルリン--u2tは高速GaAs光変調器資産を買収したと発表した｡社名､買収金額などは公表されていない｡
GaAs変調器技術は､世界的に増加を続けるインターネットトラフィックに対応する40G､100G光通信システムの経済的な導入の鍵となると見られている｡GaAsは6インチウエハプロセスを使用できるので､通常の光通信で使用されている小さいサイズのウエハよりも遙かに優れたプロセスコントロールが利用できる｡これはモノリシック集積の水準が高まることを意味しており､これにより40G､100Gシステムで必要となる複雑な変調スキームで求められているハイパフォーマンスでコスト効果のよいコンポーネントの実現が可能になる｡
今回の買収は､光通信市場で最速の成長分野となっているu2tの40/100G光通信製品の強化となる｡U2tは､現在すでに40/100Gレシーバやディテクタ製品を市場に供給しているが､GaAs変調器事業を加えることで提供できる製品をさらに拡張できる｡
買収によりu2tはGaAsベースの光コンポーネントが利用できるようになり､同社の技術ポートフォリオに新たなプラットフォームを追加することになる｡U2tは､InP技術ベースのコンポーネントではベルリンのHHI(Heinrich-Hertz-Institut)と密接な協力関係を続け､各材料システムを最適のアプリケーションに利用していく｡
U2tのCEO､Andreas Umbach氏は､今回の買収について｢既存の40/100Gレシーバ製品とのシナジー効果が期待できる｣とコメントしている｡
