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インテル､ウインドリバーを8億8400万ドルで買収
June 9, 2009, サンタクララ--インテル(Intel Corporation)は､ウインドリバー(Wind River Systems Inc)を買収することで合意に達し､同社の発行済み株式を現金で一株あたり11.50ドル､総額約8億8400万ドルで買収する｡
ウインドリバーは､組込機器のソフトウエアベンダで､買収後はIntelの戦略の一部となる｡Intelは､プロセッサやソフトウエアのプレゼンスを従来のPCやサーバ市場から組込システム､モバイルハンドヘルド機器にまで展開する戦略を掲げている｡ウインドリバーは､インテルの完全子会社となり､最先端の製品やサービスを世界中の顧客に提供する現在のビジネスモデルを継続する｡
この買収によりインテルは､組込システムやモバイル機器､両社にとって重要な成長分野のソフトウエア機能を強固にすることができる｡組込システム､モバイル機器には､スマートフォーン､モバイルインターネット機器､その他の家電機器､車内インフォテーメントシステム､その他の自動車分野､ネットワーキング装置､航空/防衛､エネルギーおよび何千ものその他の機器が含まれる｡この数十億ドルの市場機会は､ネットワークへの接続､インテリジェント化の度合いが益々高くなっており､それをサポートするアプリケーションやサービス､完全なインターネット機能が必要になっている｡
ウインドリバーの役員会は満場一致で今回の取引に賛成｡取引完了は今夏の予定｡買収完了後､ウインドリバーは､Renee James氏を長とするインテルのソフトウエア&サービスグループに属する｡
