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2009年第1四半期PON市場好調
June 5, 2009, レッドウッドシティ--DellOro Groupの調査によると､2009年第1四半期の世界PON装置売上は､不況にもかかわらず前期比9%増となった｡
DellOro Group社長､Tam DellOro氏は､現行のPONプロジェクトに経済不調の影響はまだ出ていないと見ている｡その理由として同氏は､｢キャリアが､新たな売上創出のためにユーザ帯域を増やす戦略に固執している｣ことを挙げている｡｢第1四半期のPON売上の伸びは予想以上に高かった｡中国でEPON建設が急速に進んだこと､ベライゾンFiOSサービス向けにGPON ONTの出荷が好調だったこと､日本でEPON需要が衰えないことが原因だ｣｡
同レポートは､三菱電機をPON市場のリーダーとしている｡同社は日本最大のサービスプロバイダ､NTTにEPONを供給している大手メーカー｡Alcatel-Lucentは､ベライゾン向けにGPON ONT出荷が増えたことからNo.2の座を取り戻した｡フアウエイの売上シェアは､前期比倍増の勢い｡中国向けEPON出荷が好調であること､ヨーロッパや中東の顧客向けも好調であることでフアウエイはNo.3の座を獲得した｡
