関連イベント
関連雑誌
News Details ニュース詳細
フリー(Iliad Group)､シスコのルータでIP over DWDM
June 3, 2009, パリ--ヨーロッパのフリー(Free)は､今後の帯域需要と既存ユーザ向けの帯域増に備えてネットワーク容量を増やす目的で､シスコが提供するIP NGNインフラを拡張する｡
2009年3月末現在で､イリアッドグループのブロードバンド加入者数は430万件を越えた｡2012年末までに400万世帯にFTTHサービスを提供するために､フリーは10億ユーロ投資計画を発表している｡この計画にしたがって同社は､シスコのCRS-1をリヨン､ストラスブール､ボルドーに追加導入してハイパフォーマンスコンバージドIP/光ネットワークにより全国規模でインフラを拡張する｡この投資により､フリーはリッチメディアエンタテーメントと通信サービスポートフォリオをフランス中の加入者に提供できるようになる｡
イリアッド(Free)のCEO､Maxime Lombardini氏は､CRS-1システムによるネットワーク拡張に関連して､｢この最新のネットワーク拡張により､ビデオ､ソーシャルネットワーキング､コラボレーションアプリケーションの利用頻度が益々高くなっている加入者に､体感品質の向上を提供し､2011年までに500万加入者達成の基盤を確立することができる｣と話している｡
フリーは､同社ネットワークの全CRS-1システムにCisco 10GbE IPoDWDMラインカード装着することで自社のDWDM光ネットワークを完全なIPベースのインフラに変えようとしている｡シスコのIPoDWDM技術を使うことで､フリーはネットワークのOEO変換を不要とし､新たなサービスプロビジョニングのためにPoPに出向くことをなくし､1つのインタフェースで完全なネットワークマネージメントを実現することができる｡これらすべてが展開されると､フリーは全般的なOPEX削減を実現しつつ簡単に新規サービスを提供できるようになる｡
