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ZTE､世界初の対称型10G EPON
June 1, 2009, 深セン--中国の大手装置ベンダZTE(ZTE Corporation)は､世界初のシンメトリック10G EPONプロトタイプ装置､シンメトリック10GEPONをサポートするOLT装置､ONU製品をChina FTTH Summit2009で発表した｡
シンメトリック10G EPON技術は､上り/下りとも10Gbpsとなる新世代のPON技術｡これは､国際標準組織で承認されている次世代PON技術標準の主流になると見られている｡上りの帯域が､非対称10G EPON技術と比べて10倍になるので､アプリケーションの能力や開発可能性の点から効果はかなり大きいと見られている｡
光アクセス需要は世界的なブロードバンドトレンドによって加速されている｡調査会社Ovumによると､アジア地域を筆頭に2008年のFTTx出荷は膨大な数に上っており､特に中国市場ではEPON製品が多い｡このことが10G EPON開発の加速を強めており､PON開発企業は製品開発と改良を速めている｡ZTEのシンメトリック10G EPON発表は､次世代PON技術では初めての成熟した標準10GEPON技術の登場となる｡
IEEE.802.3av 10G EPON標準は今年9月に公表が予定されている｡現在､10G EPON業界は開発を急ぐ段階にあり､オペレータ､装置ベンダ､チップベンダ､光モジュールベンダがこの技術のR&Dを積極的に推し進めている｡10G EPONは1-2年で大規模商用導入段階の入ると見込まれている｡
