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米国ケーブルプロバイダとDBSの顧客満足度接近

May 27, 2009, ダーハム--LRG(Leichtman Research Group, Inc)の顧客満足度調査によると、米国のケーブルテレビ加入者ではプロバイダに対する満足度で「非常に満足」(10段階の8-10)とする回答が62%、DBS(衛星放送)では66%であることが分かった。この満足度の差が、統計的に大差ないところまで接近したのは今回が初めて。
 ケーブルとDBSの加入者間の満足度の差は、過去数年で縮まっており、ケーブルテレビ加入者の満足度が徐々に増加してきているのに対して、DBS加入者の満足度がわずかに下降している。2004年でし、ケーブルの加入者の53%が「非常に満足している」と回答したが、このときDBSの満足度は70%だった。
 この調査は、無作為に選んだ1600世帯に対する電話調査に基づいている。
調査結果
・72%のテレコビデオ加入者がテレビ会社に「非常に満足」と回答(サンプル数は相対的に少ない。満足度は業界の平均を上回る)。
・62%の世帯が現在、同一プロバイダからバンドルサービスを受けている(TV、インターネット、電話)。4年前の調査では、この割合は33%。
・ケーブルテレビプロバイダからバンドルサービスを受けている加入者の66%がプロバイダに「非常に満足」と回答、ケーブルテレビだけのサービスを受けている加入者は55%が「非常に満足」と回答。
・全国の加入者世帯の86%が何らかのマルチチャネル・ビデオサービスを受けており、これは史上最高の数字。
 「マルチチャネルビデオ市場は益々飽和に近づきつつあり、DBS、テレコとの競争でケーブル業界は2008年に85万件を超えるビデオ加入者を失った。しかし、同時にケーブル業界は700万件を超える高速インターネットおよび電話加入者を獲得。高速インターネット、電話とケーブルテレビをバンドルする消費者数の増加が、過去数年のケーブル加入者の満足度上昇の決め手になっている」とLRG社長/主席アナリスト、Bruce Leichtman氏は分析している。

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