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ブロードバンドフォーラムとIP/MPLSフォーラム統合
May 25, 2009, バレンシア--ブロードバンドフォーラム(Broadband Forum)とIP/MPLSフォーラム(IP/MPLS Forum)とが統合して世界的な新しい組織が誕生した｡
これら2つの組織は､これまでネットワークの異なる両端からブロードバンドネットワークの発展を見てきたが､今回の統合によってこれら業界の専門家が1つの組織にくくられることになる｡統合により､コアとIP/MPLSフォーラムのアクセスアグリゲーション作業がシームレスに混ざり合い､ブロードバンドフォーラムのローカルトランスポートやデジタルホームマネージメント仕様が強化されることになる｡
｢ブロードバンドフォーラム｣の名の下に統合されることで新組織は､大部分の世界の大手サービスプロバイダ､装置メーカー､チップベンダや業界団体など､拡張された220の強力なメンバーからなり､強い影響力を持ちながらその役割を果たすことになる｡ローカルブロードバンドアクセス向けの互換性のあるネットワーク装置の定義､モバイルバックホールソリューションの促進､ビジネスサービスやIPTV､ゲームや今後登場してくる他のアプリケーションなど､次の波に向けて力強い役割を果たすことになる｡
｢両組織ともこれまで重要な役割を果たしてきており､世界中にブロードバンドが普及するにつれて､両組織は高く評価されている｡われわれはともに､今後益々拡大する技術やアプリケーションに備えて業界をリードして行くことができる｣とブロードバンドフォーラムの議長/理事長､George Dobrowski氏はコメントしている｡
今回の統合は､昨年IP/MPLSフォーラム理事会が行った業界分析にしたがったものとされている｡同分析は､コンバージェンスが将来の標準仕様作成成功の鍵になると言うものだった｡これを受けて､理事会は他の組織とどのようにして協力していくかという点に目を向け､2008年6月にDSLフォーラムがブロードバンドフォーラムになった｡これはコンバージェンスであり､技術にとらわれないソリューションでもあった｡｢エンド･ツー･エンドマルチサービスアーキテクチャを強化するには､両組織を統合して多くのギャップを埋めることだ｣との理解があったようだ｡
新たに統合されたブロードバンドフォーラムは､スペインのバレンシアで会議を開き､3つの主な組織変更が発表されている｡
･技術委員会では､新しいIP/MPLSとコアワーキンググループが設立され､MPLSプロトコル作業を継続して行う｡また､フォーラムに加わった関連するすべての新しいコアの作業に対処する｡
･マーケティング委員会では､新しいIP/MPLSフォーカスの副議長が加わり､新IP/MPLS アンバサダが広報部門を介して組織を代表する｡
･この移行を監督するために､統合された理事会を設立する｡George Dobrowski氏が引き続き理事長､Andrew G. Malis氏が副理事に指名された｡
