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蛍光管の効率を超えた白色OLED

May 20, 2009, ドレスデン--ドレスデン工技大学(Technical University of Dresden)とNovaled AGは、実用的な照明機器向けに1000cd/m2で90lm/W、さらに3Dライト抽出系を用いて124lm/Wを達成した。
 白色有機LED(OLEDs)は、次世代の光源として有望な新技術であり、ポテンシャルとしては従来の光源よりも遙かに高い効率を達成することができる。その独特の特性と魅力的な外観により、白色OLEDは照明業界に強烈なインパクトを与えるものと考えられている。これらの超薄型、大面積発光のデバイスは、柔軟、トランスペアレント、カラーチューニング可能であり、事実上どのようなサイズ、形状にも拡大できるので、全く新しい照明デザインが可能になる。パワー効率の点では、新しい照明技術は蛍光管の50-70lm/W(反射損失を考慮)程度を目標にしている。最新のOLEDの記録で、ドレスデン工技大学とNovaledがこのプロジェクトで密接に協力してこの目標値を完全に超えた。
 プロジェクトリーダー、応用光物性研究所物理学者、Sebastian Reineke氏は、「われわれのアプローチでは、光取り出し効率改善コンセプトとエネルギー放出効率が極めて高い新しい層の設計を組み合わせ、このブレイクスルーを達成した」と語っている。「単にフラットでスケーラブルな取り出し技術が使われても、このデバイスのパワー効率は90lm/Wに達する。特別な3D取り出しを用いれば、124lm/Wにも達した。」
これらの値は積分球で確定されている。(詳細は、www.novaled.com)

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