関連イベント
関連雑誌
News Details ニュース詳細
Voxtel、高速NIR APDレシーバ
May 19, 2009, ビーバトン--ボクステル(Voxtel)は、アイセーフ、高感度光通信、LIDAR、NIRスペクトラム領域LADARからの需要に応えて「SiletzシリーズAPDレシーバ」をリリースした。
同社のSiletz APDレシーバ光サブアセンブリは、950-1700nmのスペクトラル範囲をカバーする既存のAPDに対して2-4dBmの感度向上を実現しており、動作周波数は2.7GHzまでとなっている。
Siletzレシーバシリーズは、同社特許のシングルキャリア増幅InGaAs APD(SCM-APD)をベースにしている。SCM-APDは、従来のAPDsに比べて利得が高く(M>50)、過剰ノイズが少ない(F(M)~2)点が特徴。SCM-APDのノイズ等価入力(NEP)は-44dBmを上回り、全周波数領域において優れたBERパフォーマンスを実現。同社によると、従来のAPDに比べて温度安定性は2倍優れており、これによりバイアス安定化や温度補償の必要性が軽減される。
REP-1XJ0AモデルSiletzレシーバは気密封止TO-8にTECとともにパッケージされている。TECはAPDの温度を安定化し、システム組込を容易にしている。