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ネットクエスト、デュアルポート10G フルデュプレクスPCIe NIC
May 18, 2009, マウントローレル--テスト&モニタリングアクセスソリューションを市場に提供しているネットクエスト(NetQuest Corporation)は、Vail10Gb/sネットワークインタフェースカード(NIC)アダプタをリリースした。
Vailは、ホストが効率的に動作するようにトラフィックをオフロードして前処理することで高速モニタリングプラットフォームのパフォーマンスを最適化している。Vailは、同社のPINNICLEファミリNICアダプタの一部で、SONET/SDH、Ethernetトラフィックをキャプチャ、インスペクトし、高速モニタリングプラットフォームにフォワードする。
Vailの両方のポートとも、データストリームの送受においてゼロパケットロスで、完全10Gb/sラインレート動作する。Vailは、タイムスタンピング、フィルタリング、データスライシング、タギングなどの特徴を持っているので、侵入検知、パフォーマンスモニタリング、インタセプションを含むミッションクリティカルなアプリケーションに最適である、とネットクエストは主張している。
システム開発者は、Vailによって、ネットワーキングアプリケーション向け標準ベースのプラットフォームの強化ができる。また、開発期間の短縮により、リソースをアプリケーションレイヤーの機能に振り向けることが可能になる。
テレコム、エンタプライズ、政府機関の顧客が10Gに移行しつつあるので、システム開発者はネットワークインテリジェンスを強化しながらも、アクセスするデータ量を増やさざるを得なくなっている。データ取得中のリソースのオフロードによってコンピューティングプラットフォームは処理機能を最大限に利用することができる。商用プローブや、Snort、Wiresharkといったオープンソースのアプリケーションを利用するプローブを開発している企業はVailによって、幅広いWAN、LANインタフェースへアクセス可能なアプリケーションを提供することで対象市場を拡大することができる。PCIe 8レーンバスアーキテクチャと、使いやすいドライバを持つことで、モニタリングプラットフォームへの組込が容易になり、製品化までの期間を短縮し、開発コストを抑制することができる。