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オスラム、RGBマルチチップLED
May 18, 2009, ミュンヒェン--オスラム(OSRAM Opto Semiconductors)は、短視距離、高解像度フルカラー大型ビデオスクリーンを狙った最小RGB MultiCHIPLEDを開発した。
コンポーネントのサイズが微小であるために、小さなディスプレイエリアに収容できるピクセル数が多くなる。LEDのパッケージは、周囲の光をほとんど反射しない黒色。LEDの光は鮮やかで、優れたコントラストを実現している。
微小パッケージに収められたオスラムの最新のRGB製品のサイズはわずか1.6×1.6×0.9mm。このLEDを用いるとピクセル間隔はわずか2mmとなり、小さなスペースに収まるピクセル数は著しく増大する。例えば、10m2程度のサイズで十分にHDTV品質の映像を表示でき、ピクセル数は200万以上となる。2.5×4.0mディスプレイで、システム輝度1500-2500cd/m2を実現している。これは、通常のLCD TFTスクリーンの約10倍に相当する。
特別に開発したカプセル化材料により、完璧な色混合が実現されている。カラーアピアランスは、全視角にわたり一定に保たれており、たとえ横から見ても画像は鮮明。周囲の光が画像品質に影響を与えることはない。これは、LEDの黒色パッケージがほとんど光を反射しないためである。
Multi CHIPLEDの内部には、ThinfilmとThinGaN技術による赤、青、緑のチップが入っている。RGB-LEDは電流20mA動作で、個々のチップは250mcd(赤)、350mcd(緑)、70mcd(青)の光度。効率(typical)は、4cd/W。これは発光効率12lm/Wに相当。LEDのビームアングルは±60°。