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ベライゾン、14州の有線事業をFrontier Communicationsに売却
May 15, 2009, ニューヨーク--ベライゾン(Verizon Communications Inc)は、ワイヤレス、ブロードバンド、グローバルIPへの同社のフォーカスを加速するために、地方の有線(wireline)事業を売却する計画を発表した。
売却されるのは、14州の大部分は地方の有線事業で、地域の住民や小規模の企業顧客にサービスを提供している。買収するのはフロンティア(Frontier Communications)。
この取引によって、フロンティアは、地方の通信プロバイダ大手としての地位を強化することになり、ベライゾンとその株主には総額86億ドルが入ることになる。ベライゾンは、同社ビジネスの最も成長が速い部分、ワイヤレス、FiOS、グローバルIPネットワークに資産を集中し、成長志向の企業に変わっていこうとしている。
ベライゾンの会長/CEO、Ivan Seidenberg氏は、この取引を「顧客、従業員、株主にとってメリットがある」としている。顧客は、引き続きフロンティアから高いレベルのサービスと革新を期待することができ、サービスや各社は地域の顧客ニーズに応えるものとなる。
フロンティアは、1993年から2000年の間にベライゾンから買収した地上通信網資産を含めて、地方の通信網に対して、買収、運用、投資を行って実績を上げてきた。同社は現在、約230万アクセス回線を24州に持ち、音声、ブロードバンドデータ、ビデオサービスを展開している。
同社は、今回の買収で27州に700万を超える回線を持つことになり、米国のルーラルエリアから小都市にフォーカスしてサービスを展開する最大のプロバイダとなる。
2008年末現在で、フロンティアがベライゾンから買収することになる回線は約480万のアクセス回線、220万の長距離顧客、100万の高速データ顧客にサービスを行っていた。これには約11万件のFiOSインターネット顧客、69000のFiOS TV顧客も含まれる。関連地域のスイッチトおよび特別アクセス回線、インターネットサービスおよび長距離音声顧客も含まれる。また、ベライゾンが41のフランチャイズとインディアナ州に敷設したFTTP資産(約60万のパススルーと小規模ビジネス)も取引に含まれる。買収完了後、フロンティアは継続してこれらのエリアでビデオサービスを行う。
(詳細は、www.verizon.com)