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大型TFT LCD3月の出荷、前月比29%増
April 24, 2009, Austin--ディスプレイサーチ(DisplaySearch)の「マンスリーTFT LCD出荷データベース」によると、2009年3月の大型TFT LCDパネルの出荷は3790万ユニット、前月比29%増となった。
また、売上は前月比31%増、39億ドルだった。出荷数量は前年同月比で5%減であるが、売上は47%減となって、この一年の価格下落の激しさを示すものとなっている。主要3アプリケーション、ノートブックPC、モニタ、テレビは前月比20%増、総出荷数量はこの半年で最も多かった。2月の出荷実績は、TFT LCD業界が景気変動の底を打ったことを示しており、3月の実績は回復に転じたことを示している。
ディスプレイサーチの調査によると、ノートブックパネルが前月比38%増で最も高く、次にLCD TVが30%増、LCDモニタが24%増だった。しかし、モニタパネルの出荷はまだ前年同月比マイナスとなっている。ノートブックパネル出荷はフラット、TVパネルは前年同月比14%増だった。
Mini-ノートパネルの2009年3月の出荷は前月比79%増。ノートPCアプリケーション向けでは、16:9パネルの出荷は280万ユニットに達し、出荷されたノートブックパネル1160万ユニットの24%を占めて、2月の17%から上昇。モニタでは、16:9パネルが430万ユニットに達し、出荷総数の28%となって、2月の26%から上昇。一方、32インチTVパネルの出荷は、3月に400万ユニットとなり、単月では最高を記録した。
ディスプレイサーチのVP、David Hsieh氏は、「3月の実績は、需要回復を示すもので、パネルメーカーにとっては励みになる。現在のエンド市場需要、パネル在庫の低さを考えると、09Q2の出荷増は続くと見ている。パネルメーカーの設備稼働率は09Q2には80%に達すると予測している」とコメントした。