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コネクサント、ブロードバンドチップ事業をイカノスに売却
April 23, 2009, ニューポートビーチ--コネクサント(Conexant Systems, Inc)は、同社のブロードバンドアクセス製品ラインをイカノス(Ikanos Communications,Inc)に現金5400万ドルで売却することで正式に契約した。
コネクサントのブロードバンドアクセス事業は、DSL、ADSL、VDSL、SHDSLおよびPONアプリケーション向けのソリューション。取引は、第4会計四半期に終結する。
コネクサントの会長/CEO、Scott Mercer氏によると、過去10年に渡りコネクサントのブロードバンドアクセスチームはDSLアプリケーションに対する傑出したソリューションを開発し、市場に提供し、厳しい競争市場で優位を占めてきた。「コネクサントとイカノスのDSL資産を統合することで、今後も成功を続けるために必要な顧客ベース、リソースを持つ企業となることができる。」
また、Mercer氏は、ブロードバンドアクセス事業売却に関して、「当社は事業のリストラクチャリングに大きな一歩を踏み出す」として、「今夏、取引が完了すると、コネクサントはイメージング、オーディオ、ビデオ、様々な組込モデムアプリケーションに対するソリューション提供に特化する。当社は、これらの各分野で優位性を持っている。これらの市場は、今後数年にわたり成長が期待されている」と語っている。
同氏は、「この売却により同社の財政面が改善されるので、ターゲットを絞った投資を行い、製品ポートフォリオを拡大していく」としている。
取引が完了すると、コネクサントの約400名の米国、インド、中国の従業員がイカノスに移る。以降、コネクサントの事業は、イメージングとPC Mediaで構成されることになる。