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FNC、北米光ネットワーキング市場でNo.1シェア
April 21, 2009, リチャードソン--富士通ネットワークコミュニケーションズ(FNC)は、Ovumの調査データに基づいて、富士通がアグリゲーション(MSPPs/OEDs)トップの地位を強固にし、2008年北米でメトロWDMとROADMで市場リーダーとなったと発表した。これらを合わせると、光ネットワーキング市場47億ドルの約60%となる。
Ovum北米の光ネットワーク調査部長、Ron Kline氏は「富士通は、引き続き主要キャリアに大きく食い込み、2008年の市場リーダーであることは間違いない」とコメントしている。同氏によると、富士通は5年連続して売上を伸ばし、好業績を上げた。市場が4%縮小したにもかかわらず、富士通の2008年の売上は14%増となった。富士通は、北米の光ネットワーキングシェアを約2.5ポイント増やした。これはメトロネットワークの成長に乗じたものであり、メトロROADMやMSPP/OED販売を牽引しているTier 1キャリアに富士通が強固なポジションを得ていることが奏効している。
Ovumは、北米光ネットワーキング市場を4つの主要セグメントに分けている—アグリゲーション、帯域マネージメント(DCS/OCS)、メトロWDM、バックボーンDWDM。アグリゲーション(レガシーAMDs、MSPPs/OEDs)とコンバージドnon-ROADMパケットオプティカルシステムが最大セグメントで、北米光ネットワーキング市場47億ドルの約30%(13億9500万ドル)を占める。Ovumが2002年に市場調査を始めて以来、富士通はアグリゲーション装置の有力サプライヤー。2008年、同社はこのセグメントのシェアを約3ポイント伸ばして31.5%とした。この数字は、2番手よりも10ポイント以上多い。
メトロWDMセグメントは、ROADM、non-ROADM DWDM装置を含み、これらは首都圏およびリージョナルアプリケーションとして導入される。2008年の北米のメトロWDM投資は前年比11%増、13億5800万ドルに達した。Ovumは、メトロWDMが2009年北米で最大の光ネットワーキングセグメントになると見ている。富士通のメトロWDM売上は、FLASHWAVE7500プラットフォームの好調販売で77%増となった。これは、前年の11%成長を大きく上回る業績。結果として、富士通のメトロWDM市場シェアは約8ポイント増、21.4%となり、No.1プレイヤーとなった。
ROADM市場は、7億9300万ドルで、メトロWDM投資の58%を占め、光ネットワーキング全体の17%を占める。2007年との比較では17%拡大している。富士通はROADM市場で11ポイントシェアを伸ばして、32.9%のシェアを持ち、市場リーダーとなっている。