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16種類のイルミネーション表示パタンを内蔵した6chLEDドライバ
April 20, 2009, 東京--ロームは、16表示パタン内蔵LEDドライバシリーズを開発した。CPUからは簡単な制御信号を一度入力するだけで、自動で全ての処理を行うためCPUの負担軽減ができる。
同シリーズでは、全6chに定電流回路と7bit階調の電流DAC、チャージポンプ昇圧回路を内蔵。LEDの順方向電圧のばらつきを吸収し、調和の取れた発色を実現し、200万色を越える豊かな表現力を備えている。チャージポンプ内蔵でLEDを選ばない昇圧型タイプのBD2812GUと、チャージポンプ非内蔵タイプのBD2802GUの2タイプをラインアップ。
特徴は以下の通り。
6灯LED、最大30.48mA/chのドライブが可能、16個のイルミネーション用波形パタン内蔵、128ステップ階調の定電流ドライバ、昇圧倍率自動切換チャージポンプ昇圧回路(BD2812GU)、I2C BUSインターフェース、I2C BUSによるアドレス変更機能で拡張も可能、小型ウエハレベルCSP採用。
BD2812GU/BD2802GU は、16個の波形パタンとそのシーケンサを内蔵することにより、CPUからはパタン選択、ドライブ電流の最大値、最小値、その間の階調傾きを設定するだけで、CPUに負荷をかけることなく表現豊かなイルミネーション点灯が実現できる。
7bit階調DACの内蔵により、200万色を越える高品位で多彩な表現力を実現。人間の目はLEDの輝度変化に対して敏感。LEDの電流変化が大きいと「ちらつき感」となって、人の目に残る。BD2812GU/BD2802GUは、7bit階調DACを内蔵し、RGBそれぞれのLED電流を128ステップ(0.2mA/Step)で切り換えることにより、「ちらつき感」のない高品位なイルミネーション点灯を実現。また128ステップでRGB発光を組み合わせることで、200万色を越える多彩な表現力を合わせ持っている。
この他、特徴としては、電流DACによる階調で低EMI実現、超小型ウエハレベルCSPパッケージ採用が挙げられる。
アプリケーションは、携帯電話、カーオーディオなどデザイン性が求められるセットとLEDインジケータを持つセット全般。