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オーシャン・オプティクス、薄膜事業をスピンアウト
April 2, 2009, Dunedin--オーシャン・オプティクス(Ocean Optics)は、同社の薄膜事業(Thin Films Division)を別会社にした。
新会社、オーシャン・シンフィルムズ(Ocean Thin Films)は、特許となっているダイクロイックフィルタ、高精度オプティクスを設計、製造する。対象市場は、科学、バイオメディカル、ディフェンス用途、計測およびエンタテーメント技術。
オーシャン・シンフィルムズは、オーシャン・オプティクスの一事業として1999年に設立され、波長に応じて選択的に光を透過するために用いられるダイクロイック光フィルタの設計、量産を行っている。これらの高精度フィルタおよびその他の光コンポーネントが組み込まれるアプリケーションには、建築やエンタテーメント用の色が変わる照明、CCDカメラ、科学計測用のスペクトラルイメージング、防衛用途などがある。2008年11月、オーシャン・シンフィルムズは、Oerlikon Optics USAのGolden事業を買収。これによって、ライフサイエンス、メディカルアプリケーションおよびその他の科学的アプリケーション向け光コンポーネント、サブアセンブリの供給能力が強化された。
オーシャン・シンフィルムズの社長、Phil Buchsbaum氏は「the Oerlikonの買収によって新たな技術者と製造能力も強化され、また最近フロリダ工場を拡張したこともあって、当社は新世代の品質、新しい光および薄膜製品を様々な業界に供給できるようになった」と語っている。
オーシャン・シンフィルムズの従業員は110名、コロラド州ゴールデン(Golden)に本社を置き、フロリダ州ラーゴ(Largo)工場は最近拡張されて30000平方フィートとなった。最新のリソグラフィ装置、真空蒸着システムを利用して、製造とプロトタイプ光システムの両面に最適のパタンソリューションを提供していく。
オーシャン・シンフィルムズは、オーシャン・オプティクス、ラブスフィア(Labsphere, Inc)、ファイバガイド(Fiberguide Industries)、ペイリンテスト(Palintest Ltd)を擁するハルマ(Halma p.l.c.)のフォトニクス事業の一部となる。