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NEC、アジア光海底ケーブルシステム建設契約

April 1, 2009, 東京--NECは、インドネシアの通信事業者PT. Fangbian Iskan Corporindo(ファンビアン・イスカン社)、香港のTelemediaPacific Inc.(テレメディア・パシフィック社)と間で、インドネシア共和国のジャカルタ市及びスラバヤ市と香港を結ぶ光海底ケーブルシステム「SCAN:Submarine Cable Asia Network」の建設契約に調印した。
SCAN は、インドネシアの首都ジャカルタ市及び第二の都市スラバヤ市と香港を直接結ぶ光海底ケーブルで、総延長は約4,300km。途中3ヶ所に海底分岐装置を予め設置し、将来、シンガポール、ベトナム、フィリピンへの陸揚げも可能な拡張性を持つシステム構成。NECが設備調達から敷設工事一式を行うフルターンキーシステムとして提供する。着工は2009年度上期を予定しており、2011年内の完成を目指している。 SCANには光波長多重(WDM)方式を採用し、稼動当初の伝送容量は毎秒40Gbpsだが、将来は最大1.92Tbps にまで拡張が可能。
島国であるインドネシアの通信は大半を海底ケーブルに頼っている。今回、インドネシアと香港を直接結ぶ基幹回線が初めて建設されることとなり、インドネシアにおける国際通信経路の選択肢が増えることになる。
NEC は従来からインドネシア向け海底ケーブルの構築に貢献しており、2002年11月にタイ〜インドネシア〜シンガポールを結ぶTIS海底ケーブル、2004 年5月にインドネシア・マレーシア間を結ぶDMCS海底ケーブル、2005年6月にインドネシア国内を結ぶJASUKA海底ケーブル、2008年5月にシンガポール〜ジャカルタ〜ポンティアナク(カリマンタン島)を結ぶJAKABARE海底ケーブルを相次いで受注、完成させている。

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