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Luxtera、データセンタデザイン要求に応え、世界最長AOC
March 31, 2009, カールスバッド--ラクステラ(Luxtera)は、世界最長のアクティブ光ケーブル(AOC)、Blazarを発表した。
この40Gb/s InfiniBand/Ethernet対応ケーブルは4kmまで延長が可能で、長距離接続を求めるデータセンタからの要求に応えた製品。Blazarは、実質的に延長に制限がないので、レイアウトオプションを最大し、インストレーションが簡素化できる。これにより、大きなクラスタが容易に設置でき、複数のフロア、部屋、建物に渡り導入可能となる。
Blazarは、LuxteraのシリコンCMOSフォトニクス技術とローコストSMFを用いており、既存のVCSELとMMF技術の限界を破るものとなっている。これらMMFソリューションは、通常のSMFの2倍以上の価格で、OM-2ファイバで延長100mまでが限界となっている。
短距離接続用のVCSELとMMF、また長距離用に端面発光レーザとSMFを利用した従来のオプティクスと異なり、LuxteraのシリコンCMOSフォトニクスベースのシングルチップトランシーバは、1mから4kmまで同じ低コストのトランシーバをサポートしている。
NASAの先端スーパコンピューティングセンタの主席設計者、Bob Ciotti氏によると、「データセンタでは、レイアウトデザインの柔軟性を実現し、マルチレーン、マルチギガビットのインタコネクトファブリックを維持する、ローコスト、より長い伝送距離のケーブルに対するニーズが高まっている」。「大きなコンピューティングルーム、キャンパス環境では、異なるフロアと複数の建物間でシステムをインタコネクトするために必要な距離を経済的に実現する光アクティブケーブルが、今すぐ必要になっている」とコメントしている。
IGI(Information Gatekeepers, Inc)の最近の予測によると、このケーブル市場は2009年から2013年にかけて85億ドル超となる。また、LightCountingのレポートは、「AOCが益々銅線に取って代わるので、AOCは予測期間を通じて成長を続ける」と予測している。ローコストのシリコンCMOSフォトニックトランシーバとロングリーチ特性により、Luxteraは「この市場で大きなシェアを獲得できる位置にある」と考えている。