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Veeco､韓国Daiyang MetalにCIGS太陽電池設備供給
March 24, 2009, Plainview--Veeco Instruments （Veeco）は、冷間圧延ステンレス鋼のトップメーカー､韓国Daiyang Metal 社（Daiyang）と戦略的提携を結び、CIGS(銅、インジウム、ガリウム、セレニウム)太陽電池の製造設備を供給する。
Daiyang は、この提携の最初の事業として、韓国の礼山に薄膜CIGS 太陽電池生産ラインを建設するため、FastFlexウェブコーティングシステムの補完装置について1 回目の数百万ドルの購入契約をVeeco と交わした。この設備の補完装置は、Mo (モリブデン)蒸着システム1 系列、TCO (透明導電膜)蒸着システム1 系列およびCIGS 蒸着システム2 系列からなる。現在Veeco は、これらのシステムを2009 年の第4 四半期に出荷し、その後Daiyang から後続の注文を確保する予定。
Daiyang のCEO､Chan Ku Kang 氏は、「DaiyangMetal は、CIGS 太陽電池の世界一流のメーカーになるために、数年間で数カ所に工場を建設するという積極的な計画を立てている。当社の当面の目標は、2010 年から2011 年の間に生産能力を200MWまで大幅に引き上げることだ。このためVeeco のシステムを追加購入する必要になる。当社の究極の目標は、2013 年までにCIGS の生産能力1GWを達成することにある。当社は、CIGS 製造設備のサプライヤーを研究し調査するのに多大な時間を費やしたが、その間Veeco から受けたプロセス関係のサポートおよび協力のレベルに深く印象付けられた。当社がVeeco を選んだ理由は、当社の現在および将来にわたっての製造面および技術面でのニーズを申し分なく満たせる用意ができていることが分かったからだ」とコメントしている｡
市場調査会社NanoMarkets 社の推計によれば、CIGS の生産能力は、2012 年には1.4GWに、2015 年には4.9GW (2008 年の152MWに対して30 倍増)に達する。CIGS 太陽電池は、あらゆる薄膜太陽光技術の用途の中でもっとも広い範囲を占める。太陽光発電地帯、BIPV(建物一体型太陽光発電)、平屋根および傾斜屋根、屋上ならびに携帯機器で利用できる。
Veeco の太陽光発電設備担当の上席副社長Ph.D.Piero Sferlazzo は、Daiyang がVeeco を選んだことに関連して、｢熱源技術は、急速にCIGS 蒸着法にとって欠かせないものになりつつある。というのは、この技術によって、ワット当たりの製造コストを引き下げる低コストの製造ソリューションを顧客が入手できるからだ」と述べています。
Veeco のFastFlex プラットフォームは、稼働率の高いフレキシブルアーキテクチャが特徴で、高出力の回転式または平板マグネトロン、高温エフュージョンソース、および最高1 メートルまでの基板幅を選択することによって、特定のニーズに合わせて構成できる。
