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ハイパフォーマンスCCDで太陽電池の欠陥検査
March 19, 2009, ミュンヒェン--アンドール・テクノロジー(Andor Technology plc)は、太陽電池研究/製造ラインの検査市場に参入する。
業界では太陽電池とパネルに共通する欠陥が知られているが、これまでの技術では十分に対応できていないことが分かっている。アンドールは、ハイパフォーマンスカメラ、iKon-M934BR-DDとLuca Rを用いることで、これまでの高価な検査システムを遙かにシンプルにできると主張している。
Luca Rは、極めて経済効果の高い、高速、強力なElectron Multiplying CCD(EMCCD:超高感度CCD)、スループットの高いインライン製造検査用カメラ。Luca Rは、極低雑音メガピクセルフレームトランスファEMCCDセンサを使用しており、空冷、コンパクト、USB2.0カメラプラットフォームでシングルフォトン検出感度、高NIR量子効率(27% QE@900nm)を実現している。
このカメラは、高いフレームレートによる高感度を実現しており、秒速1セル以上の速度で、24/7稼働している太陽電池製造ラインの高スループット検査に使用することができる。
iKon-M 934 BR-DDは、NIR域で究極の高感度となるように設計されており、900nmで〜70%の量子効率(QE)を実現。メガピクセルCCDは、-100℃までTECで冷却し、極低雑音、使いやすいUSB2.0インタフェースなどの利点があり、PV電池の発光イメージング研究に最適のツール。
PVエレクトロルミネセンスをQCルーティーンやR&D活動に組み込むことでメーカーは検査技術を簡素化し、ローコスト化することができる。ただし、エレクトロルミネセンス出力は極めて弱いので、iKon-M BR-DDやLuca Rのような高感度カメラが必要になる。