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USの広告宣伝支出、ケーブルテレビを除く全てのメディアで売上減少
March 18, 2009, 2009, ニューヨーク--ニールセン(The Nielsen Company)は、2008年通年の広告宣伝調査を発表した。それによると、2008年の広告宣伝支出は前年比で2.6%減、約37億ドル減少して1368億ドルとなった。
メディア別に見ると、ヒスパニックケーブルテレビ(+9.6%)とケーブルテレビ(+7.8%)のみが2008年通年で売上を伸ばした。ケーブルは、最も収益が高いメディアで、売上は266億ドル。その他のメディアでは、ブロードキャスト・ネットワークTV(-3.5%)、インターネット(-6.4%)などの新興ネットワークメディアも厳しい経済環境の影響で売上を落としており、印刷物媒体は新聞、雑誌とも10%前後の売上減となっている。
広告スポンサー上位10社で、広告費総額は155億ドル、前年比15%減だった。この10社のうち、前年比で広告支出を増やした企業はゼロ。通信プロバイダでは、ベライゾンが7.2%減、AT&Tが1.3%減。タイムワーナ(Time Warner Inc)は、23.7%減だった。自動車会社ではビッグスリー、クライスラー(-31.2%)、フォード(-28.5%)、ジェネラル・モーターズ(-14.9%)が大幅に広告費を削減。自動車業界は劇的に広告費を削減しており前年比15.5%減、約18億ドル削減した。