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ケーブルオペレータのマルチスクリーン戦略に成功の見込み

March 13, 2009, ダラス--コムキャスト、タイムワーナケーブル、コックス・コミュニケーションズ、DIRECTV、その他のペイTVオペレータはマルチスクリーンTVに対応しようとしている。
 これは、TVコンテンツの提供をTVからPC、究極的にはモバイル機器にまで広げようとすることになる。調査会社TDG(The Diffusion Group)は、このような動きが大きな需要を引き出す可能性があると見ている。
 過去数週間に発表された予備的なサービスの中で、TDGはタイムワーナー(Time Warner)の「TV Everywhere」計画が最もアグレッシブであると指摘している。タイムワーナーのCEO、Jeff Bewkes氏は、TV Everywhereを「TV、PC、モバイルの3つのスクリーンのそれぞれに特化した視聴モデルでケーブルの番組が見られるようにする拡張である」としている。TDGの社長、Michael Greeson氏は、このようなサービスを「ビデオサービスのtrifecta(3連単)」だと言う。
 Greeson氏によると、タイムワーナーのTV Everywhereスタートは、同氏の言う「クオンタム・ビデオサービス」(コンテンツ、スクリーン、場所、時を問わないコンテンツ配信)の本当の実例となる。
 「これらの新しいモデルの特徴は、これまで異なるビデオスクリーンでサービスを提供していた異種のビデオサービスが単一のサービスに統合されることだ。言い方を換えると、自分の好みのコンテンツをどんなビデオ機器にでも、単一料金、単一契約で映し出す、シングルブランドサービスと言うことになる。コムキャスト、タイムワーナー・ケーブルなどの既存プロバイダは、そのようなサービスを提供するための資産と洞察力を持つ数少ない企業である」。
 TDGの最新調査によると、2スクリーンTV/PCサービスが拡大しそうだ。
・TVサービスに月額100ドル以上使うペイTV加入者の16%は、TV番組をPCに配信してもらうためにさらに20ドル/月を使う。比較的低いARPU顧客(ペイTVサービスに支払う金額が月額50ドル以下)でも、9%の消費者がTV番組にPCでアクセスするために追加で20ドル/月を支払う。
・低い価格レベルにすれば、2スクリーンTV/PCサービスはもっと拡大する。TVサービスに月額100ドル以上を支払っている人々の1/4以上が、TV番組をPCで受けるために追加で2.50ドル/月を支払ってもよいと考えており、現在ペイTVに支払う金額が月額50ドル以下の人々であれば、その割合は14%になる。

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