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アジレント、光変調アナライザを発表
March 11, 2009, サンタクララ--アジレント(Agilent Technologies Inc)は、業界初のタイムドメインベース光変調アナライザを発表した。これにより、変調された光信号の振幅と位相の詳細な解析が可能になる。
この光測定器は、アジレントの中央研究所、アジレントラボラトリ(Agilent Laboratories)との密接な協力関係により開発された。この測定器がベースにしているのは、広帯域の偏波ダイバーシティコヒレントレシーバ技術、Agilent 89600 vector signal analysisソフトウエア(VSA)、高速リアルタイムデータ取得ユニットInfinium Series90000オシロスコープ。アジレントは、N4391をサンディエゴで開催されるOFC/NFOEC2009で展示する。
この測定器は、タイムドメイン解析ベースのコヒレントディテクションシステムであり、振幅および位相変調された光信号解析のターンキーソリューションとなる。これにより、研究者やエンジニアは、迅速にアイデアを検証することができる。
インターネットの普及が進み、サービスプロバイダは伝送容量に対する需要が継続的に増えると見ている。今日の10Gb/s伝送は、数年後には40Gb/s、100Gb/sに移行する。
光業界の課題は、100Gb/sの伝送レートをいかにして従来の50GHz ITU-Tチャネルグリッドに押し込めるかという点にある。この課題を克服する唯一の方法は、すでに20年前にこうした問題を低いデータレートで解決している、ワイヤレスやRFマイクロ波の世界の変調技術を利用することだ。このソリューションは、最先端の変調スキームで情報を高密度パッケージでき、必要なトランシーバ帯域を減らすことができる。
「これは正しく、光業界が持っていなかったテスト装置であり、これによりエンジニアは最先端の変調スキームで動作する送信器やリンクを詳細に解析することができる」とミンテラ(Mintera Corp)の製品マーケティング担当VP、Niall Robinson氏はコメントしている。