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4Q08光ネットワークハードウエア市場5%成長
March 4, 2009, キャンベル--市場調査会社Infonetics Researchは、「光ネットワークハードウエア」の4Q08版を発表した。
「光ネットワークハードウエア市場は、経済環境やユーロ安にもかかわらず、2008年第4四半期、2008年通年とも好調だった。装置のアップグレード圧力が今なお存在する。これは、モバイルやデータトラフィックの増加が続いており、モバイル加入者数も急増を続けているからだ。通信業界一般にとっての現状の問題は、サービスプロバイダがすでに明らかにしている2009年通年のガイダンスを実行するために今年後半に支出を増やすかどうかということだ」とInfonetics Researchの主席アナリスト、Michael Howard氏はコメントしている。
調査の要点
・4Q08世界の光ネットワークハードウエア販売は、前年同期比5%増、40億ドル。4Qの伸びが通常よりも低かったのは、一部は経済減速によるものだが、ドルに対するユーロの評価が下がったことも影響している。
・通年の光ネットワークハードウエア市場は8%増(これも通貨価値下落による影響)。これはトラフィック増の圧力、基幹系建設、WDM投資、フアウエイの4Q08好業績に後押しされたもの。2003年から2008年まで、世界の光通信ハードウエア販売は2桁成長で伸びてきた。
・SDH/SONET装置からWDM装置へのシフトが続いており、2008年は北米の光伝送装置の54%がWDM装置、46%がSONET/SDHだった。EMEAも同様。
・フアウエイは、4Q08の光伝送装置の売上げシェアを39%増として、永遠の市場リーダー、Alcatel-Lucentとの差を縮め、両ベンダの市場シェアの差はわずか3ポイントになった。
・Alcatel-Lucentは、例年なら第4四半期の光の売上は大きく伸びるが、4Q08は米ドルベースでわずかに減少、しかしユーロでは18%増だった。
・エリクソン、ノーテル、ZTEも4Q08は好調だった。コリジェント、Infinera、シカモアなど、小規模のプレイヤーも同様に好調だった。
・パケット光伝送システム(POTS)の第1世代、第2世代を合わせると、2008年の売上は前年比60%増。
Infonetics Researchの調査対象になっているのは、SONET/SDH(伝送、MSPP、クロスコネクト)、WDM(ROADM、DWDM/CWDM伝送)、第1世代と第2世代POTS。