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経済減速、悲惨な2009年半導体市場
February 23, 2009. スコッツデール--世界的リセッションが今年の半導体販売に大混乱を巻き起こそうとしている。
世界の半導体販売は、2009年に約20%落ち込んで1992億ドルとなる、とIn-Statは予測している。業界は、2012年まで、2007年水準に回復しないというのがIn-Statの見方だ。同社アナリスト、Jim McGregor氏は、「最近の衝撃や先行き不透明との見方が増加し、信頼度が崩れているので、流動性が回復し景気回復がかなり進んでも、支出は抑え気味になる」と見ている。「消費者や企業の信頼を取り戻し、過剰生産力の克服が回復とそれに続く成長の決め手になる」と同氏は指摘している。
調査の要点
・2009年下期には回復は始まると見込まれるが、2010年の売上の伸びは11.8%と穏やか。
・DSP売上は、2008年は14.9%減、66億ドル、2003年以来最低水準に落ち込んだ。
・ごく最近のサイクルでは、半導体ファブの稼働率は、2008年初期で90%だったが、第3四半期には87%に落ち込んだ。
・減速はかなり深刻で、長期化し、半導体生産量は急落する。その結果として、合併、買収、企業救済、リストラクチャリング、その他の業界再編が進む。