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インテル、米国の製造施設への 70 億ドルの投資計画を発表

February 20, 2009, サンタクララ--インテル コーポレーション(Intel Corporation)社長/CEO のポール・オッテリーニ氏は、米国の最新製造施設の建設に今後2 年間で 70 億ドルを投資すると発表した。
この投資は、さらに高速で小型、かつ電力消費の少ないマイクロプロセッサを製造するインテル最先端の 32nmプロセス製造技術の展開にあてられる。今回の発表は、新規製造プロセスへの投資としては、インテル史上、過去最大級のものとなる。
オッテリーニ氏は「当社は、インテルそして米国が革新の最先端であり続けるために、米国への投資を行っている。これらの製造施設では、世界で最も先進的なコンピューティング技術が創出されます。32nm プロセスの工場は驚くべき製造能力を備え、ここで製造されるマイクロプロセッサはデジタルの世界を構成する基本要素となり、業界を越えて多大な経済効果を生み出す」と語っている。
インテルは、米国オレゴン州、アリゾナ州、ニューメキシコ州の既存のインテル製造拠点に投資する計画。米国の 45,000 人以上のインテル従業員の内、約 7,000 人の高賃金で高度な職能を必要とする従業員の雇用が確保される予定。インテルは、売上げの 75%以上を米国外から得ているが、半導体生産の約 75%を米国で行っている。同社の研究開発費および設備投資の 75%も、米国で行われている。
インテルの最先端プロセス技術により製造されるマイクロプロセッサは、回路寸法が 32nmと、非常に微細で、原子レベルの構造体で構成されている。
この技術により製造される最初の製品は「Westmere」(開発コード名)と呼ばれる主流のデスクトップ PC およびノートブック PC 向けプロセッサ。Westmere は、インテル最新の高性能マイクロアーキテクチャー「Nehalem」(開発コード名)とグラフィックス機能を単一のプロセッサ製品に統合するもので、その結果、コンピューター・メーカーは、従来のシステムに比べ、パソコン製品の性能を向上させつつ、その製造を単純化させることが可能になる。卓越した 32nm 製造プロセスおよび順調な製品開発のおかげで、インテルは、「Westmere を 2009 年中に量産開始する見通しである」としている。

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