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富士通、光モジュール事業分割による再編

February 19, 2009, 東京--富士通と富士通オプティカルコンポーネンツプロダクトは、2009年4月1日を効力発生日として、富士通の光モジュール事業を簡易吸収分割により富士通オプティカルコンポーネンツプロダクトに承継する契約を締結した。
これにより、富士通グループの光モジュールにおける営業、開発から製造までの事業体制を新会社として集約・統合し、一元化を図ることで、これまで以上にスピーディーかつ柔軟な事業展開ができることになる。
富士通は会社分割の目的について、「光信号と電気信号を相互に変換する光モジュール事業のいっそうの開発スピード向上、生産革新、高品質、事業効率性追求のために経営資源の最適配置を検討し、その一環として今回の会社分割を実施した」と説明している。
光モジュール事業を取り巻く環境について富士通は、「昨今の世界的な需要の急激な減少や市場価格の下落、投資マインドの冷え込みなど、事業を取り巻く環境は大きく変化し、ますます厳しさを増している」との認識を示している。
これまで、富士通グループでは、富士通が光モジュールの営業、開発、および10G MSAやLN変調器などの高機能モジュールの製造、富士通オプティカルコンポーネンツプロダクトがROSA(BIDIなど)などの低速モジュール用デバイスのローコスト製造を行い、事業展開してきた。急激な事業環境変化への対応力強化、よりいっそうの事業効率化を図ることを目的に、富士通の光モジュール事業を簡易吸収分割により、富士通オプティカルコンポーネンツプロダクトと統合し、新会社として富士通グループにおける光モジュール事業のさらなる強化を図る。
今後のサーバなどのIT機器や光通信装置向けモジュールなどデータコミュニケーション分野における光モジュール製品の需要拡大に備え、これまで以上にスピーディーかつ高品質な製品開発、製造を行い、顧客ニーズに対応した製品を提供していく。

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