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EXFO、光サンプリングオシロの新興メーカー、PicoSolveを買収
February 12, 2009, ケベック--EXFO(EXFO Electro-Optical Engineering Inc)は、ピコソルブ(PicoSolve, Inc)を買収した。ピコソルブは、40G/100GR&D、製造、導入アプリケーション向けに業界最速の光サンプリングオシロスコープを開発・製品化しているスウェーデンの株式非公開T&M企業。
ピコソルブは、2004年にスウェーデン、ゴーテンブルクのチャルマーズ技術大学の研究者たちによって設立された。同社は、次世代光ネットワークの設計・製造に取り組んでいるネットワーク装置メーカー(NEMs)向けに超高速光サンプリングオシロスコープを販売している。また、ネットワークサービスプロバイダ(NSPs)も、導入開始作業にこのようなハイエンドテスト装置を必要としている。
帯域需要は世界的に激増しているので、NEMsは光ネットワークの伝送レートを40Gbpsに上げようとしており、近い将来には100Gbpsになると見られている。最先端の変調スキームでは、データは光キャリアの位相と強度の両方にエンコードされるので、NEMsは既存のDWDMチャネルスペーシングを用いて、分散耐性を維持しながら超高速ネットワークを実現することができる。この超高速エンコーディングの完全に評価することは、NEMsにとってもNSPsにとっても大きなテスト&計測課題になっている。
ピコソルブは現在、500GHz以上の計測帯域、サブピコ秒(ps)の時間分解能で位相変調、振幅変調された信号を計測できる唯一のビットレート無依存テストソリューションを持っている。EXFOは、将来にわたって利用できる特許化された豊富な知的所有権(IP)を獲得することになる。
EXFOの会長/社長/CEO、Germain Lamonde氏は「ピコソルブ買収は、小さいが戦略的に重要な買収だ。NEMs、NSP市場向け超高速光ネットワークの評価でEXFOが最先端のポジションに立てるからだ」と語っている。「ピコソルブの光サンプリングオシロスコープと深い知識基盤は、今後数年で技術がR&Dから製造フロアに、フィールドに出てくると、貴重な資産であることが実証される。EXFOは、NEMsやNSPのテストニーズで顧客サポートの中核、最前線に出ることができる。」
Infonetics Researchの調査によると、40Gと100G光ネットワーク装置世界市場は、2009年から2011年にかけて年平均46.2%で成長し、51億ドルに達する。