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HDTVからSTB、DVD、モバイルPCへと市場を拡大するHDMI
February 10, 2009, スコッツデール--デジタルTVではHDMIポートの浸透が100%に近づいている。In-Statの調査によると、HDMIは今後、STB、DVD機器やモバイルPCに広がろうとしている。
2007年〜2012年の間に、HDMIポートを持つ製品の出荷は年率23%で増加していく。家電、コンピュータ、コンピュータペリフェラルなどの機器でも、HDMIの採用が増加している。いずれ、ビデオカメラ、デジタルスチルカメラ(DSC)、ポータブルメディアプレイヤー(PMPs)などのポータブル電子機器も注目すべき新たなカテゴリーに入るとIn-Statは見ている。
In-Statのアナリスト、Brian O’Rourke氏は、「SD、ブルーレーザDVDプレイヤーやレコーダにおけるHDMIの急速な普及は、DTVでHDMIが成功したことと直接関連している」と見る。同氏によると、これまで新しいインタフェースの採用で後れをとっていたSTBでもHDMIの採用が増加する。
In-Statの調査では、次の点が明らかになっている。
・モバイルコンピュータでのHDMIの採用は、2008年出荷数量の約1/4と推定される。
・IPTV STBは、ペイTV STBの中では最もHDMIの採用率が高く、2012年までにはHDMIの浸透は85%、1760万台に達する。
・ポータブルメディアプレイヤーにおけるHDMIの普及率は2012年までに10%に達する。
・HDMIとDisplayPortインタフェースの急速な普及は、DVIの普及に悪影響を及ぼす。DVIポートを持つ製品の出荷は、2012年にかけて年率30%で下降していく。
デジタルビジュアル・インタフェース(DVI)とハイデフィニション・マルチメディアインタフェース(HDMI)は、広帯域、片方向、非圧縮デジタルインタフェース標準。