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10GbE、PON、SASなど高速シリアル向け低ジッタ、高周波水晶発振子
February 9, 2009, サンノゼ--ベリコムセミコンダクタ(Pericom Semiconductor Corporation)は、業界初のロージッタ、ローパワー、高周波水晶発振子をデザインコン(Designcon)で発表した。
同製品は、同社特許のXP技術を用いて開発した。XP技術は、独自の水晶-シリコン集積技術を使用してジッタを極めて低く抑えた、ノンPLLベースの発振子で、150MHz~220MHzの周波数領域をカバーする。新製品は、10GbE、PON、SASなどを含む急成長の高速シリアルアプリケーションのコスト、パフォーマンス要求に応えることができる。
DellOro Group、ガートナー、IDCなどの調査会社の市場分析によると、10GbE、PON、SAS2の出荷数量は2012年までに6000万ポートを越える。ベリコムのタイミング製品マーケティング担当シニアディレクタ、Kay Annamalai氏は、同社製品はこの成長市場で大きなシェアがとれる価格設定が可能であるとしている。「当社は、コスト、パフォーマンス、信頼性の点でアドバンテージがあり、これは当社がより低い周波数の水晶、内製IC、モジュール設計、製造キャパを垂直統合しているからだ」とコメントしている。
XP水晶発振子(XO)の2.5V/3.3V SX/SNシリーズ、3.3V SD/SHシリーズは最新のオシレータ回路設計技術を用いている。ベリコムのICシリコン技術とSaronix-eCera水晶技術を統合した独自の特許技術をベースにしてXPオシレータは設計されており、高周波2.5V & 3.3V CMOS/PECLクロックアプリケーション向けに信頼性を大幅に改善し、位相ジッタを抑制(0.25ps rms typical)。製品は、現行の4-pin 5×7mm、6-pin 5×7、6-pin 3.2×5mmパッケージのOvertone, SAW, PLLベースオシレータソリューションと互換性がある。